青汁素材 桑の葉のDNJ-血糖値データ

桑葉エキスが食後の血糖値上昇を抑制する

日本国内で桑の研究を勧める、東北大学大学院農学研究科、日本医科大学内科学講座、ミナト製薬株式会社の研究コンソーシアムは、2008年、世界で初めて、血糖値上昇抑制物質であるDNJ(1-デオキシノジリマイシン)を豊富に含む桑葉エキスが食後の血糖値上昇を抑制すること、一ヶ月以上の連続摂取で低血糖を起こさないことをヒトで明らかにしました。それまでには、桑葉に含まれるDNJ(デオキシノジリマイシン)に血糖値降下作用があることが神奈川県衛生研究所ラット実験(1990年から5年間かけた研究)などで明らかになっています。

α-グルコシダーゼ阻害物質(α-GI)はが小腸における糖の吸収を遅延させる

血糖値の上昇を抑える桑のデータ

日本人男性に多い、2型糖尿病の予防には食後の血糖値の上昇をコントロールする事が最も重要であることが明らかになっていました。桑の葉にはα-グルコシダーゼ阻害物質(α-GI)であるDNJ1-デオキシノジリマイシンが多く含まれていましたが、糖尿病予防効果のヒトでの研究は行われていませんでした。α-グルコシダーゼ阻害物質(α-GI)は、小腸における糖の吸収を遅延させ、食後の高血糖及びインスリン過分泌を抑制します

血糖値実験に使用した桑の詳細

桑の葉に適した収穫期である.7〜8月に先端から20cm以内の桑葉を収穫。
50〜80%のエタノール水で抽出し粉末化したエキスを試験食とする。
試験エキスはDNJを約1.5%とする。

血糖値の実験結果

血糖値の上昇を抑える桑のデータ

ヒトへのショ糖負荷試験において、桑葉エキスは用量に依存し、0.8g以上(DNJとして6mg以上)の摂取により負荷後(食後)の血糖値上昇を抑制し、その結果インスリン値の上昇も抑制します。
このインスリン分泌の抑制は、血糖値上昇の抑制のためで、膵臓へ働きかけたものではないと考えられます。

低血糖も起こさない

血糖値の上昇を抑える桑は低血糖も起こさない

有効投与量である1.2gの桑葉エキスの健常なヒトへの毎食前の38日間の連続摂取では、有害事象は観察されず、安全上懸念されるインスリンの分泌異常、低血糖は起こしませんでした。
糖負荷試験とは

 

糖尿病の検査に一般に用いられる試験で、空腹時にブドウ糖75gを水に溶かして飲み、経時的に血糖値(または、尿糖、血中インスリンなど)を測定し、その変化を観察すします。正常な場合、血中に取り込まれたブドウ糖(血糖値)は30分〜60分でピークを迎え、その後インスリンの働きにより2時間程度で元に戻ります。今回の実験ではグルコシダーゼ阻害作用のためショ糖を負荷食としています。

桑の葉を使用した商品の効能を謳うものではない

なお、研究コンソーシアムでは、.この実験成果は桑エキスが糖尿病予防食材としての可能性を科学的に示したものですが、商品の効能を謳うものではありません。としています。あくまで桑の葉のエビデンスの一つとしてです。

その他にも血糖値を下げるといわれる植物

今回は、桑の葉実験データを紹介したが、その他にもグアバやクコの葉、クマザサ、柿の葉などに含まれる成分が血糖値の上昇を抑える事が知られています。煎じてお茶として飲んだり、青汁の中に配合されたりしています。
しかし、今回紹介した桑の葉をはじめ、どの素材にも共通して言えることは、あくまで食品や素材としての効果、機能のデータであり、商品として利用する際に同様の効果が保障されるものではありません。
日頃から、食生活や運動を取り入れ、定期的な健康診断を受ける事、糖尿病が疑われる方は、医師の診断を受けることが大切です。